蛸足配電盤

…気のおもむくままに、絵と写真と雑記で綴っていきます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「漫画の缶詰」、オープンしてます

 2ヶ月以上も更新をさぼって、大変失礼しました。実は、別なブログを作っていました。おもに外国の漫画を扱うブログで、「漫画の缶詰」といいます。ジャパニメーションやMANGAが世界を駆け抜けるご時世と逆行するかのように、ちくちくと辞書を引いて、時には横着して、たどたどしい文章や詰めの甘い文章をポツポツと書いてますよ。興味のある方は見てみて下さい。

 以後、このカテゴリー「漫画・アニメ(外国)」は、ブログ「漫画の缶詰」に移行しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

スポンサーサイト
  1. 2005/12/04(日) 20:40:58|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

Ilona 新曲"C'est les vacances"

 当ブログ5月13日付け記事の最後の方に載せた、ILONA MITRECEY「Un Monde Parfait」のビデオクリップや歌詞のリンク先に変化があった模様で、更に、新曲「C'est les vacances」も出ていることを知りました。
 以下、簡単にリンク先をまとめてみました。今後も変化があると思いますが、その辺はどうぞご了承下さい。

■「Cyber'Zik」というサイト http://chezcolombes.com/zik/
…上記過去ログに載せたリンク先の、現在の接続先。フランスのトップチャートのビデオクリップと歌詞が載っていて、何だか便利そうなサイトなのですが、検索に引っかからないのは何故だろう。IEで言えば、セキュリティを「中」レベルにしないと、ページがうまく動いてくれないようで、ちょっと面倒なサイトではあります。ビデオクリップがインターネット一時ファイルに残るので、コピーしてオフラインでも再生出来るのが良いところなのだけど、何らかのスクリプトで細工しているようで、コピー&ペーストが効かなくなります。でもその点に関しては、いったんブラウザを閉じてまた開いて、インターネット一時ファイルのフォルダを開けるという手が。

「Un Monde Parfait」のページはこちら
http://chezcolombes.com/zik/ilona_un_monde_parfait.html
「C'est les vacances」のページはこちら(最後の方で再生が途切れてしまって、ちょっと残念)
http://chezcolombes.com/zik/ilona_c_est_les_vacances.html


■フランスのTV局「tf1」http://www.tf1.fr/ の「videos(ビデオ)」のページより
…こちらはビデオクリップがストリーミング再生なので、接続環境によっては再生が途切れがちになるのが残念なところ。でも、ネットのどこかに、この手のファイルをダウンロードするツールがあるので、それを利用する手もあるかも知れません。
「Un Monde Parfait」のページはこちら
http://np.www.tf1.fr/video/musique/clips/0,,3205570-e3BsYXllciBxdWFsaXR5IFVOVl9JRH0gezIwMiAyMDEgMX0=,00.html
「C'est les vacances」のページはこちら
http://np.www.tf1.fr/video/musique/clips/0,,3224854-e3BsYXllciBxdWFsaXR5IFVOVl9JRH0gezIwMiAyMDEgMX0=,00.html


■歌詞が沢山紹介されているサイト「Only lyrics」 http://www.onlylyrics.com/
「Un Monde Parfait」のページはこちら
http://www.onlylyrics.com/print.php?id=27754
「C'est les vacances」のページはこちら
http://www.onlylyrics.com/print.php?id=28792


 その他にも、探してみれば、まだまだビデオクリップや歌詞が載っているサイトがあるかも知れません。それにしても、最新のヒット曲のビデオクリップや歌詞がばかすか拾えてしまえるとは、何ともおそるべし。

  1. 2005/08/13(土) 17:34:30|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

ポルトガルのシトロエンのCMにカウボーイビバップ

 またしても、フランスのアニメ情報サイトCatsuka News5月19日付記事より。

 フランス車シトロエンのポルトガルのサイトに、日本アニメ「カウボーイビバップ」のキャラクターを用いたCMが載っているそうです。

http://www.citroen.pt/homepage/ポルトガルのシトロエン社のサイト

http://www.citroen.pt/filmec3/-特設サイト

「DOWNLOADS」というのをたどっていくとZIPファイルがダウンロードできて、
「VER FILME」というのをたどっていくと動画が再生できるようです。
(動画は30秒のと50秒の2種類)

ダウンロードファイルのアドレスは、
http://www.citroen.pt/filmec3/videos/CitroenC3_50seg.zip(MPEG50秒、約4.2MB)
http://www.citroen.pt/filmec3/videos/CitroenC3_30seg.zip(MPEG30秒、約2.8MB)

 えーと私、ポルトガル語も車のことも分からなくて恐縮なんですが、これは「C3」という新車のCMなんでしょうか。ポルトガルのスタッフが作ったのかな、絵柄というか、ちょっとした描きクセが微妙に違う感じ。


  1. 2005/05/27(金) 01:01:53|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

ジバンシーのアニメCM

参照元:フランスのアニメ情報サイト「Catsuka News」5月12日付け記事

 フランスのジバンシーによる、Ozwald Boateng(オズワルド・ボーテング)というデザイナーをモデルにしたショートアニメーション。フランスのジバンシーのサイトから、fashon→news→Ozwald Boateng's arrival at Givenchy : The Cartoon とクリックしていって、画面の左に表示されたイラストをクリックすると、アニメーションが再生されます。アニメーションのアドレスはこちら。(何故か、最後の所で再生が途切れてしまいます)

 …で、見た感想なんですが、何とも妙~な日本趣味、です。日本ではこのアニメ流さない方が良いだろうな、と思うのですが、それ以前に、日本のジバンシーは化粧品しか扱ってないので大丈夫。あと、スキンヘッドで肌の黒い人が次々と課題をこなして部屋を移っていくあたりは、以前TVでやっていたナイキのCM(中国からクレーム来たやつ)を思い出しました。

 また、参照元の記事によると、このCMを製作している会社は、Ilona(イローナ)という女の子の"Un Monde Parfait"という曲のビデオクリップも作っているそうですが、こちらの3Dアニメの女の子には「萌え」や「ぷに」が入っていて、可愛いですよ。こちらのページに、ビデオクリップと歌詞が載っていました。アニメーションのアドレスはこちら(←追記:リンク先に変化があった模様で、8月13日付け記事に最新情報を書きました。)

  1. 2005/05/13(金) 23:25:38|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

Becassine ベカシーヌ

 フランスのアニメDVDで、買おっかなーどうしようかなーと逡巡している内に品切れになってしまったものがあり、初めて、仏アマゾン(amazon.fr)のマーケットプレイスを利用してみました。

 そこで気が付いたのですが、こちらのページによると、仏アマゾンで新品を購入した場合、日本までの送料がスタンダードコースで発送1件当たり13ユーロ+商品1点当たり1.9ユーロ。一方、マーケットプレイスを利用した場合は、こちらのページによると商品1点ごとにDVDは10.99ユーロ。ということは、DVDを1枚だけ買うのなら、マーケットプレイスの方がお得なのでは。もっとも、マーケットプレイスの場合、出品者がちゃんとした人かどうかとか、品物の状態は本当に良いのかといったリスクがあるので、内心ドキドキしながら利用しました。今回の場合、「発送しました」メールも無くて不安だったのですが、2週間で無事届きました。品物の状態はといえば、確かに未開封なんだけど、売れ残りなのかパッケージが擦り切れて、あまり良い状態とは言えませんでした。でも約4割引きと値段が安かったので、まぁ許容範囲内ではありました。

 で、何を購入したかと言うと…

becassine1.jpg Becassine : Le Tresor Viking
(ベカシーヌ:バイキングの宝物)


監督:Philippe Vidal 、2001年フランス公開


 カメラマンのお父さんが撮影地で偶然見つけた宝物のありかを記した地図のために、娘のシャルロットと、元気でおっちょこちょいなお手伝いさんのベカシーヌが悪者たちに追いかけ回される物語。以下のページで予告編(Bandes-annonces)を見ることができます。
 http://www.allocine.fr/film/fichefilm_gen_cfilm=34906.html
 http://www.cinemovies.fr/fiche_multimedia.php?IDfilm=257

 フランスの公式サイトは消滅してしまったようなんですが、ドイツの公式サイトがまだ残っていて、こちらでも 予告編等を見ることができます。(「散歩道」2004年6月1日付け記事で知りました。)
 http://www.becassine.de/start.html

 原作は、100年前のフランスの漫画。作者はEmile-Joseph Pinchonという方で、lambiekの紹介記事に当時の漫画の画像が載っていました。おそらくアニメ化にあたって新しく脚本を起こしていると思われますが、もしかしたら漫画の内容と何かしらリンクしているかも知れません(同じような髪型のマダムが出てきていましたし…)。


 becassine3.jpg

 becassine4.jpg

 私にとって外国製のアニメ作品といえば、絵柄のクセが馴染めないことが多いのですが、この作品は割と抵抗無く受け入れられました。可愛らしい絵柄できれいな色づかい、テンポの良い動き、建物や背景が微妙にぐにゃりと凝ったデザイン等、見ていて楽しいものでした。ストーリーが単純すぎるきらいがありますが、言葉の分からない身には、これくらいシンプルな方が筋が追えるのでまぁ良いか、という気持ちになりました。ただ、たまに気の利いたセリフも言っているのだろうけど聞き取れないのが残念でした。


 becassine2.jpg

 このアニメDVDには通常版コレクターズ版(音楽CD付き)とがあって、私が購入したのはコレクターズ版。というのも、amazon.frの紹介文に「字幕:英語(Sous-titres : Anglais)」と書いてあったから。でも、DVDには英語の字幕なんか入っていないし、パッケージにも表記が見あたらないので、どうやらamazon.frが間違えているのだと思います。購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、どうかご注意下さい。(本当はこういうのはamazon.frのレビューに書くべきなのでしょうけど、言葉の壁が…)

 なお、フランスのDVDは、リージョンコードが日本と同じZone2なので、パソコンでは何の問題も無く見ることができました。でも、通常のDVDプレーヤーだと方式の違いから、動作しないかも知れません。そのあたりは、このページが参考になると思います。

  1. 2005/04/28(木) 23:06:34|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

Yoko Tsuno と トータリースパイズ

 漫画をフランス語で言うと「Bande Dessinée(バンド・デシネ)」、略して「BD(ベデ)」と呼んだりしますが、これはフランスの漫画だけを指すのではなく、ベルギーのフランス語圏の漫画も含んでいます。日本でも有名な「TINTIN(タンタン)」をはじめとして、ベルギーでは数多くの漫画作品が出版されている模様です。

 そんなベルギーの漫画に関する情報ををネットで見ていて気になったのが、「Yoko Tsuno」というシリーズ作品。このシリーズ、私はまだ読んだことはないのですが、以下のファンサイトの内容が充実していて参考になりました。
 http://www.yokotsuno.be/
 http://yoko.tsuno.free.fr/

 また日本では、小野耕世氏が、著書「マンガがバイブル」や、雑誌「本とコンピュータ」で紹介されていました。作者はROGER LELOUP(ロジャー・ルループ)という方で、エレクトロニクスの技術者・Yoko Tsuno(ヨーコ・ツノ)が主人公のSF的な物語だそうです。

 さて、この「Yoko Tsuno」にアニメ化の動きがあるらしい。少し古い話題ですが、こちらこちらの記事によると、制作は「Totally Spies(トータリースパイズ)」のMarathon社で、2005年9月から26分×26話を、France3及びJetix(旧Fox Kids)に提供予定、とのこと。

 「トータリースパイズ(→公式サイト)」といえば、以前、テレビ東京で日曜の朝に放送してたのを見たことがあります(Marathon社の当時のプレリリースはこちら)。絵柄は日本のアニメ風なんだけど、キャラクターの動作や表情の変化のメリハリの大きなところが、どことなく日本人離れしていて、妙に印象に残ったものでした。果たして「Yoko Tsuno」は、どんな風にアニメ化されるのでしょう。


 ところで話は変わりますが、「フランスのアニメ」で検索していたら、財団法人デジタルコンテンツ協会の「フランス、スペインのアニメーション市場視察報告書」というページを見つけました。フランスやスペインのアニメ事情の報告もさることながら、日本側の質問の中に、日本のアニメ事情やその問題点がにじみ出ていて、とても読み応えのあるレポートでした。アニメに関心のある方には、是非ご一読をお勧めします。


《2007年5月20日追記》
すんごい遅いフォローになってしまいましたが、CATSUKA News2006年8月22日付け記事によりますと「Yoko Tsuno」アニメ化企画はその後形を変えて「Team Galaxy」というオリジナルシリーズになったのだそうです。む~、ずいぶんと変遷してしまったものですね。

  1. 2005/04/28(木) 01:13:25|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

ローマ法王がスーパーヒーロー化した漫画

 Yahoo!ニュースで見かけた、コロンビアの漫画の記事より。

ローマ法王が主人公のコミック、コロンビアで発売へ
 [ボゴタ(コロンビア) 5日 ロイター] 2日に死去したローマ法王ヨハネ・パウロ2世を主人公にしたコミックの第1弾がコロンビアで発売される。
 このコミックで、ローマ法王は、悪魔と闘うためにバッドマンやスーパーマンからスーパーパワーの使い方を習得するスーパーヒーローとして描かれている。
 作者のロドルフォ・レオンさんは、「法王は現実のスーパーヒーローだった」と述べた。
 レオンさんがこのコミックを描き始めたのは1年ほど前だが、敬愛する法王の死にショックを受けたという。また、法王のように崇拝されている人物をコミックの主人公にすることに反発する人もいるかもしれないと心配したが、今のところ評判はいいという。
(ロイター) - 4月6日16時9分更新

 写真ニュースの画像を見てみると、どうやら、この漫画の題名は「EL INCREIBLE HOMOPATER」といい、検索して調べてみたところ、作者の名前の綴りは「Rodolfo León Sánchez」という事がわかりました。この「EL INCREIBLE HOMOPATER」という題名、アメリカのYahoo! Newsによると、英語では「the Incredible Popeman」というのだそうです(Pope=ローマ教皇)。slideshowで画像も紹介されていて、スーパーヒーローと化したローマ法王の絵が載っていました。お腹が出ているあたりが何だかリアル。

 Rodolfo León Sánchez氏の公式サイトはこちら。アメコミヒーローを始めとした、ペイント系のイラストが堪能できます。

 また、「El Arte Colmbia」というコロンビアのアート情報サイトにRodolfo Leon Sanchez氏の紹介ページを発見。こちらでも、いくつかの画像が紹介されていました。

 ところで、この「EL INCREIBLE HOMOPATER(the Incredible Popeman)」という作品、上記アメリカのYahoo! Newsによると「コロンビアの他には、ポーランドで販売予定、また、メキシコ、カナダ、アメリカの出版社が興味を示している」のだそうですが、日本で読む機会はあるのかな。



【4月12日追記】
1)exciteニュースに、もう少し詳しい記事が載っていました。
2)フランスの漫画情報サイトToutenBDによると、「マザーテレサもバイクに乗って助けに来る」と書いてあるような…

  1. 2005/04/07(木) 23:52:07|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

イタリア版タイガーマスク

 国の内外を問わずクラシックな漫画の絵柄が好きなので、よくネットのあちこちを見て回っています。その中のひとつに「Mandrake the Magician(Googleイメージ検索)」というアメリカの古典作品があるのですが、もし単行本を新刊で買おうとするならイタリア版になっちゃうのかなー、それにしてもこの魔術師、「タイガーマスク」に出てきたミスターXに似てるなー、などと思いめぐらしながら更にネットのあちこちを見て回っていると、なんと、イタリアで「タイガーマスク」のアニメが放映されていたというではありませんか。

 L'Uomo Tigre, il campione

 「タイガーマスク」のイタリアでのタイトルは「L'Uomo Tigre, il campione」というのですね。辞書で「Uomo」を引くと「人間、男」とのことで、このタイトルを訳すと「タイガーマン・ザ・チャンピオン」といったところでしょうか。また、こちらのサイトでは、どうやらイタリア語の吹き替えを聞くことができるみたいですよ。何て言っているのかサッパリ分かりませんが、迫力は伝わってきますよ。

 そして、更にイタリアのサイトを巡って知ったのですが、イタリアでは梶原一騎原作のアニメが多く放映されていたのですね。例えば「あしたのジョー」について紹介しているページ、擬音が付いた画像の脇に、いくつかのタイトルが挙げられているのですが、

"Hakachiki no Eleven" ("Arrivano i Superboys"), "Tiger Mask" ("L'uomo tigre") e "Ashita no Joo" ("Rocky Joe"). Successivamente arrivo persino il lunghissimo ma poco fortunato "Kyojin no Hoshi" ("Tommy la stella dei Giant").
 …むむむ、「巨人の星」のトミーって何よ?!

 …と、誰もが同じ思いを抱くことでしょう。「イタリア語による日本アニメのタイトル」というページでも、やはり、「しかしなんで彼の名前、トミーやねん。」とコメントされてました。他にも、ジェニーにホリーにベンジにザッフィーロにウーゴ…、誰がだれだか見当つきませんね。

 でもまぁ、昔の日本でも、外国産のアニメが日本で放映される際に名前を変えているのってありますよね。確か「ケンケン」は、本国では違う名前だったような気がします。あと「ニョロニョロ」というのも、多分違うのでは。

  1. 2005/03/28(月) 23:33:03|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

JUST DRAW! 2003

 このWEBサイトでは、先日のエントリー「エビータの伝記漫画」「チェ・ゲバラの伝記漫画」、そして旧WEB日記の「アルゼンチンの漫画事情」と、アルゼンチンの漫画について取り上げがちです。なぜアルゼンチンの漫画に興味を持ったかというと、以前、絵と雑記コーナーの「Corto Maltese(コルト・マルテーズ)」の文章を書くにあたってネット上をあちこち見て回ったとき、作者Hugo Pratt(ユーゴ・プラット)氏が、「BDzoom.com」に再録された1968年と1970年のインタビューの中で「アルゼンチンの漫画家は我々よりも伸び伸びとしている、彼らは肩の力を抜いて最も完璧な仕事をする」と語っていたからです。

 そうしてアルゼンチンの漫画サイトをいくつかあたってみると、Hugo Pratt氏が在アルゼンチン時代に描いたジンギスカンの漫画6ページを載せている冊子があるという。それはかなりの珍品では。という訳で、先日の「チェ・ゲバラの伝記漫画」と一緒に、プエルトリコの通販サイト「Overseas Comics」で、以下の冊子を購入してみました。

jd_s.jpgJUST DRAW! Yearbook2003
版元のHistorietasargentinas.comによる紹介ページ

 …で、ある程度予想はついていたのですが「Genghis Khan」という作品、6ページまるまる漫画が載っている訳ではなくて、1ページの完成原稿といくつかのイラスト、過去のインタビュー再録が載っていただけでした。どうやら企画が途中でポシャった上に、描きかけの原稿を全部返してくれなかったのだそうです。

 ところで、この「JUST DRAW!」という冊子は、著名な作家のスケッチや未発表原稿を1冊に集めたもの。文章はスペイン語と英語の2カ国語で表記されています。英文が斜体で書かれているのでちょっと読みにくいのですが、意味が拾えるので助かります。

 他に収録されているのは、Aliel Olivetti、Alberto Breccia、Sanyú、Juan Bobillo諸氏の未発表原稿やラフスケッチに、アルゼンチンの古典漫画「PATORUZÚ」の表紙イラストの下書き原稿。これらの作家や作品のファンにとっては掘り出し物の1冊、と言えるでしょう。

 私が特に気になったのが、Alberto Breccia氏が1970年代に商業性を意識して描かれたという未刊行作品「Barón de Munchausen」の一連のイラスト。この方はこの年譜にある通り、年代によって絵柄がすごく変化するのですが、一貫して線に情念がこもっているなぁ、と思っていました。ところが、この作品は他の作品と違って、ペンの強弱の効いた描線がすごく軽やか。えらく器用な人だなーと、思ったものでした。

  1. 2005/03/09(水) 23:54:20|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0

チェ・ゲバラの伝記漫画

 2月23日の当欄でご紹介したエビータの伝記漫画ですが、「ダメもとで注文」と書いたところ、やっぱりダメでした。キャンセルされました。残念!


 さて、このエビータの伝記漫画の原作者は、チェ・ゲバラの伝記漫画の原作も書います。実は去年の11月頃、プエルトリコの通販サイト「Overseas Comics 」で、ベルギーの出版社から出されたフランス語版で今は絶版になってしまったものを購入してみました。(その時、私のパソコンからはサイトの入力画面からはうまく注文できなかったので、別途メールを送って個別対応してもらいました。)


 何せフランス語で書かれているため、なかなか完璧には読み切れないのですが、今回、分かる範囲でご紹介したいと思います。



che1_s.jpgChe

シナリオ:Hector G. Oesterheld
画:Alberto Breccia、Enrique Breccia
出版社:Fréon

英語による紹介記事



 この作品は、元は1968年にアルゼンチンで出版されたもの。作画は親子合作。息子のEnrique Breccia氏は最近アメリカで「Swamp Thing」や「Lovecraft」の作画をされているベテランアーチストですが、これが初めての漫画作品だそうです。


 本書の前文には「AUTODAFÉ(焚書)」と題されたAlberto Breccia氏のインタビューが載っていて、出版当時の様子が語られていました。以下抜粋してみますと、


 …
 1968年の発売日にはブエノスアイレス中の壁にポスターが
 貼られ、またたく間に6万部が売れ劇的な成功を収めた。
 しかし1973年の軍隊による鎮圧で状況は一変し、
 この本を読むことも所有することも極めて危険なこととなり、
 全ての原画と売れ残りの本は燃やされた。シナリオライターは殺害され
 私と息子は脅迫の対象となった。人々は、恐ろしくなって、購入した本すら
 燃やした。原著はせいぜい3,4部しか残っていない。
 …


 「33 ANS ET 2 LANGUES PLUS TARD(33年と2つの言語の後に)」と題された本書の前書きによると、わずかに残存した印刷物をもとに1985年からスペインで復刻が始まったそうで、スペインはIkusager社で出版されたものを元に、表紙を新しくして上記のインタビューを掲載してフランス語で出版されたものが本書だそうです。



che3_s.jpgche2_s.jpg



 本書の中では、ふたつのストーリーが交互に語られていきます。ボリビアでのゲリラ戦の模様と、チェ・ゲバラの生い立ち(赤ん坊の頃からコンゴでの活動まで駆け足でたどったもの)のふたつ。そして、最後に両者はひとつの悲劇的なクライマックスへと融合していきます。前者の作画をEnrique Breccia氏が、後者の作画をAlberto Breccia氏が担当しているようです。画風はあまり漫画っぽくないというか、小説の挿絵のような、ちょっと文学的な感じです。時折、画面効果に前衛的な試みや工夫がなされているのが目を惹きます。シナリオ部分は、セリフよりもナレーションの方が多く、パキパキとした短い文章を淡々と積み重ねていくような感じでした。


 上記のAlberto Breccia氏のインタビューや、lambiekに載っていたOesterheld氏の評伝を読むと、本書がきっかけで当時の軍事政権により殺害されたとのことですが、別にこれはプロパガンダ目的の書物ではないように思われました。だって、チェ・ゲバラ最後死んじゃうし。途中、キューバ革命のあたりで高揚感を感じさせるものの、全体を流れているのはどこか物悲しくも美しいトーンで、理想を追い求めて自己を捧げ、やがて夢破れて死んでいく男の物語、という感じでした。


 Oesterheld氏について書かれたWikipediaによると、1970年代の軍事政権下'Montoneros'というゲリラグループに参加したと書いてあり「モントネロス」で検索すると、それは恐ろしいことが書いてあるので、Oesterheld氏が殺害されたというのは本書だけが原因ではないようにも思えてしまいました。その辺の詳しい事情は私には分からないので推測でしかないのですが、いずれにせよ、チェ・ゲバラという人物が当時のある種のシンボルで、共感を寄せることすら許されなかったということなのでしょうか。当時、日本でいえば大阪万博や石油ショック等の時代、地球の反対側で起こった出来事について色々と思いをめぐらし、考えさせられました。



 ところで、チェ・ゲバラにしてもエビータにしても、日本ではポピュラーな人物で関連書籍が多く出版されています。そこで、これらの伝記漫画も日本語訳をどこかで出してくれると非常に有り難いのですが、いかがでしょうか。
  1. 2005/03/05(土) 18:23:42|
  2. 漫画・アニメ(外国)
  3. | トラックバック:0
次のページ

瓜坊(うりぼう)

■メール送信フォーム

09 | 2017/10 | 11
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Recent Entries

Category

Archives

Links

Search



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。